プロフィール

1989年 テナーサックス奏者、小濱安浩を中心に結成。

日本ビッグバンドシーンでは異例の恒常的なクラブギグを中心にコンサート、NHKをはじめとする音楽番組への出演、ツアー、クリニック、学校公演などを積極的に開始。
のべで200回以上の公演回数を誇る。

1999年 「C.U.G. Jazz Orchestra 001」をリリース。初回プレスを発売2ヶ月で完売。
今後の注目度No.1のビッグバンドとして、その実力を日本国内最高水準と評される。

2001年 アメリカ合衆国Ear Shot Jazz Festival に招聘され、全11回の公演は各地で大喝采を浴びる。2001年度より芸術文化振興基金助成公演を行っている。

2002年 セカンドアルバム「USE US」をリリース。

2003年度 2回目のアメリカ・カナダツアー、3rdアルバムレコーディングを予定。

「Continued in the Under Ground Jazz Orchestra」という名前には「どんな厳しい状況下においても地道に継続し常にすばらしいサウンドを提供し続けたい」という熱い思いが込められている。

現在の音楽シーンは巨大産業と化し、商業主義に取り込まれた空疎な音楽で溢れている状況に反し、本当に自分達の信じる音楽・実体のある音楽を提供し続けたいというのがC.U.G. Jazz Orchestraの一貫した思想・姿勢である。

レパートリーは水野修平による作品を中心に、スタンダードからコンテンポラリーな曲まで幅広い。
ハードにスウィングするビッグバンドサウンドを信条とし、メンバー一人一人の豪快かつ繊細なソロも売り物の一つである。

定期的に行われるクラブギグでは常に満席になる盛況降りで、次の新しい時代を担うビッグバンドとして最も期待されている。

ファンのみなさんへのメッセージ

結成から13年、ファーストアルバム「C.U.G.001」リリースから3年、その間アメリカツアーをはじめ多くの経験を積みセカンドアルバム「USE US」を発売しました。

今回のエンジニアはメル・ルイス・オーケストラを始め、ジョー・ロバーノ、GRPオーケストラなど多くの素晴らしい作品を手掛けたベテラン、ポール・ワイクリフ氏。

我等が水野修平によるオリジナルアレンジ7曲。ケニー・ワーナー氏からのオリジナル作品2曲も収録。今も脈々と生き続けるBigBandの伝統を踏襲し、進歩しつづけるC.U.G.の音を聞いて下さい。

発売元:(有)ローヴィング・スピリッツ/3D System ■RKCJ-2007 ¥2,800(税込)

 

各氏の論評

小濱氏が今回のアルバムミックスの為、訪米するというメールを受け取って以来、彼との再会、そしてC.U.G.の新しいサウンドとの出会いを、たいへん楽しみにしてきました。
強力なスウィング感、そしてパッションあふれる今回の録音は、C.U.G.が近代的なビッグバンドの伝統を重んじながらも、自らのユニークなサウンドを表現している、という点でたいへん印象づけられました。
水野修平氏をはじめとする卓越したアレンジャー、マーク・テイラー、ジェイ・トーマス同氏をはじめとする素晴らしいソリスト、加えて、各メンバーが確かな自分の音を持っている上でアンサンブルに重点を置く、そういった数々の要因が今回のオリジナリティー溢れる素晴らしい音となって実現したと思うのです。
この素晴らしいC.U.G.のアルバムが、多くの方に楽しんでいただけたらと思います。

                           アレン・ファーナム
                            ピアノ、作・編曲  
                         ニューヨーク、2002年6月

ビッグバンドジャズの伝統はC.U.G.と共に、今も生き、そして進化を続けている。
美しく歌い奏でるバラード、新たな息吹きを吹き込まれたスタンダードナンバー、強力にスイングするブルース、楽しく奔放且つ緻密なオーネットコールマンのナンバー。どれをとってもこのバンドは魅力にあふれ感動的である。
その卓越した技術力はもちろん、C.U.G.には『心』、『魂』、そして『熱い情熱』が聴こえる。ジャズの伝統を踏襲し、熱いクリエイティブスピリットと高度な演奏力技術を持つ彼等はジャズを遠い未来にまで健全に守り続ける処方を知っている。 This band can make magic!

                           ジョン・ギルブレス
                        イヤーショットジャズ代表

なんてスリリングでスインギーなビッグバンドなんだ!名古屋を拠点とし、
東京、大阪、日本中からメンバーが集結する。この13年間で彼らはファミリーとなり、互いへの尊敬の気持ちが音楽に反映されている。
2001年のEar Shot FestivalにC.U.G.が出演したとき、シアトルでの観客の歓喜はすごかった。また一緒に演奏したアメリカのミュージシャン達も同様だった。彼らのシアトル滞在中の演奏を番組収録できたことを、私はとても喜ばしく思う。

水野の秀逸なアレンジ、素晴らしいセクションワーク、小濱をはじめとする各メンバーのソロ、島田、水野のパワフルにスイングする演奏はみんなの話題に上った。現在C.U.G.ファミリーの一員となっているアメリカ人ミュージシャンJay ThomasとMark Taylorはこの挑戦的で個性的なこのバンドにすっかりと溶け込んでいる。Kenny Wernerのオリジナルが2曲収録されていることも見逃せない。
最後にどうしても言っておかなければならないことがある。C.U.G.の音楽をアメリカのラジオリスナーと共に楽しむ事ができることを本当に嬉しく思う。
小濱安浩氏の展望(思想)とねばり強さに感謝する! I LOVE THIS BAND!

                           ジム・ウィルキィ
                             PRIジャズDJ

このバンドは本当に私を興奮させる。溢れ出るエネルギー、そして美しい人間性。C.U.G.は私に素晴らしい感動と時間を与えてくれた。彼らは演奏を通じ人々に強いメッセージを伝えることのできる刺激的なバンドである。こんなにも私を感嘆させた音楽は久しぶりだ。私は彼らを愛している。
Boy this record,you will love it.
                             

ジョージ・ガゾー
テナーサックス奏者

(スイングジャーナル9月号CDレビューより掲載)

コンテンポラリーな主流派サウンドを誇るビッグバンド
13年前に名古屋を拠点に結成されたC.U.G.ジャズオーケストラの2枚目のアルバム。
小濱を代表に、水野を主任編曲者として、東京、大阪、米国からの参加者も加えて最近は年間30回を越える公演実績を有し、恐らくプロ・バンド最多公演回数を達成。しかも極めてコンテンポラリーな主流派サウンドを発展させている。
メンバーは前回と数名を除いて変わらず、岡崎、宮本、西尾とM.テイラーが参加して強力なアンサンブル、ソロ、リズムを形成。今回は、オリジナル2曲を含む7曲を水野がアレンジした上、作編曲で高名なケニー・ワーナーから2曲の提供を受けた。もともとメル・ルイス・オーケストラのボブ・ブルックマイヤーの作風を愛好するC.U.G.であるが、ワーナーの2曲はそれを更に強調して全体のカラーを個性化した。
1.のコルトレーン曲は、マッシブな合奏と迫力あるソロの交錯。2.は木管合奏が美しく、ドラムスのブラッシュが冴える。3.のハンコック曲はコンボ的な自由なリズムでソロを高揚させる。5.は小濱の力強いソロをフィーチャー。6.は水野の作風が着実に進歩していることを立証する力作。4.7.がワーナーの作品で、特に7.はバスクラのリードする木管合奏を配したソノリティが美しく、リニアー(線的)に流れるホーン群の扱いが斬新。何とか東京ライブを増やしてファンおよび関係者に実力を認識させてほしい。(瀬川 昌久)