プロフィール

藤井郷子(Pf,Com&Arr)

東京に生まれる。幼稚園を中退したかわりに4才よりクラシックピアノを始める。

高校時代、クラシックピアノを宅孝二氏、作曲を南弘明氏、三枝成章氏、指揮を金子登氏に師事。高校卒業当時、宅孝二氏の大きな影響もあり、ジャズに興味を、書かれた譜面を演奏するだけのクラシックに疑問を抱く様になる。音大進学を希望する両親と意見が対立し、20才で上京する。

ジャズを通じて即興という行為主体の表現に出会い、楽器という道具を介在しない、声を出す、物をたたいて音を出す(床、壁、手、、、などなど)即興の音楽集団を結成。東京都内の公園、劇団の稽古場等で神出鬼没に演奏する。チリ紙交換、牛丼の吉野屋等でアルバイトをしながら、自己の音楽表現について模索をする。

22才、それ以前よりその演奏、音楽を敬愛していた板橋文夫氏にジャズピアノを師事。再びピアノという楽器に戻る。パントマイムや舞踏(ギリヤーク尼崎氏ら)と即興音楽のジョイント公演を都内のイベントスペース等にて精力的に行う。

24才、キャバレーのハウスピアニスト等をして音楽で生計をたて始める。

26才、渡米。ボストンのバークリー音楽院入学。ハーブ・ポメロイ氏のラインライティングを首席で修了。 校外では、ジェリー・バーゴンジ氏に即興を学ぶ。同校の教育体系に疑問を抱きつつも、2年半、5学期間で同校を優等賞にて卒業。帰国する。

ピットイン、エアジン等のライブハウスでFanky Fresh,飛不動等のバンドで演奏。劇場、TV等での演奏も手がける。キーボードマガジン、ジャズライフ等で執筆。アートアンサンブルオブシカゴのジャセフ・ジャーマン、ダグラス・ユワート等と共演。西洋音楽だけ学んできた事に疑問を感じ、日本民謡を民謡歌手、藤堂輝明氏に学び始める。藤堂輝明氏のリサイタルにアレンジ、演奏で参加。福井崚氏のアレンジによる民謡歌手大場いたる氏の新しい形の民謡バンドに参加。92年、バンド「飛不動」でCD『飛不動』を制作。埼玉県狭山市市民会館において自主企画によるチャリティーコンサートを行い成功する。

93年再び渡米。ボストンのニューイングランド音楽院サードストリーム別科に入学。

94年同大学の本科大学院ジャズ科に再入学。ポール・ブレイ氏、チャーリー・バナーカス氏、ジミー・ジェフリー氏、ジョージ・ラッセル氏、ジョー・マネリ氏、セシル・マクビー氏等に師事。バークリー音楽院から5分程の距離にありながら、まるで正反対の音楽教育を行う同学院において自己の音楽の意識レベルで大きな転機を迎える。ジャズだけでなく現代音楽、民族音楽等も同大学院において学ぶ。ボストンのライブハウス、ウィロー、ブラックスミスハウス等にて頻繁に演奏を行う。

94年、95年ポール・ブレイ氏との2台のピアノでの即興演奏を録音、96年同録音をCD「サムシング アバウト ウォーター」(Libra)としてリリース。アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、日本等で多くの雑誌に取り上げられる。自己のビッグバンドをボストンにて結成。ブラックスミスハウス等で公演。

96年同大学院卒業後ニューヨークに転居。ニューヨーク ニッティングファクトリー、東京ピットイン、ダグ等でまたハンガリー、ブダペストにてサックス奏者ユーディット・バルバニアスのトリオで演奏。11月、日本ツァーを行う。

ピアノソロCD「インディケーション」(Libra)(2005年度Cadenceベスト10再発CD)

97年4月、夫、田村夏樹(tp)とのデュオCD「ハウ メニー?」(Leo Records)発表。

9月、マーク・ドレッサー(b)とジム・ブラック(ds)とのピアノトリオのCD「ルッキング アウト オブ ザ ウインドウ」(日本クラウン)を発表、(JazzizとCodaで1998年度Top Ten CD)10月、自己のオーケストラのCD「サウスウインド」(Leo)を発表。(CodaとCadenceで1998年度 Top Ten)

97年秋、東京を活動の拠点とする為、帰国。

98年5月ニューヨークルーレット、6月ニッティングファクトリーが主宰するTexaco New York Jazz Festivalに自己のトリオで出演。

99年2月、ピアノトリオ、ソロ、サックスとのデュオのCD「狐火」(Tzadik)発表、3月、Satoko Fujii SextetCD「Past Life」(Libra)をリリース。5月?6月にかけて、ポール・ブレイと日本3カ所にてピアノソロ+デュオのコンサートを行う。6月に国際交流基金の招きでカナダトロントインターナショナルジャズフェスティバルにピアノソロで出演。10月にニューヨークのオーケストラの2作目CD「JO」(Buzz)を発表。

2000年3月にはニューヨークと東京のオーケストラの2枚組CD「Double Take-月は東に、日は西に」(EWE)(Jazziz、orange county register、Cadence、Coda、Jazz Weekly、スイングジャーナルで2000年度トップ10CD)を、4月にはピアノトリオの3作目CD「Toward ‘TO WEST’ーどんひゃら」(ENJA)(Coda、Philadelphia city paper、スイングジャーナルでトップ10CD)をリリース。3月にはワシントンDCのスミソニアン、フレアギャラリーにて「ピアノ生誕300年」のイベントにトランペットの田村とともに出演。ジャズジャーナリスト協会(ニューヨーク)の2000年度の作曲家賞にデイブ・ホーランド、チック・コリアとともにノミネートされる。7月にはドレッサーとブラックとのトリオに田村夏樹を迎えたトリオ+ワンの編成で日本ツアーを。11月には田村とヨーロッパツアーを行う。

2001年2月、NDR(北ドイツ放送局)のプロジェクトにアレンジャーとして招待される。3月バイオリンのマーク・フェルドマンとのデュオCD「エイプリル シャワー」(EWE)(Jazziz、Coda、Womanrock.com、Outsightで年間トップ10CD)を6月にはドイツのメールスニュージャズフェスティバルにSatoko Fujii クァルテットで出演、またハノーバー、ケルン、ワルシャワ、ソウルにて公演。7月にはドレッサーとブラックとのピアノトリオCD「ジャンクション」(EWE)(Cadence、All about Jazz NY、CDジャーナルで年間トップ10CD)と田村夏樹、早川岳晴(b)、吉田達也(ds)とのSatoko Fujii カルテットで CD 「ヴァルカン」(Libra)(The American Reporter、ミュージックマガジン、スイングジャーナルで年間トップ10CD)を発表。10月30日藤井郷子オーケストラ「序破急」公演で文化庁芸術祭参加。11月ロンドンジャズフェスティバルに田村とのデュオで出演、イギリス5カ所、ブダペスト、ベルリンでも公演。

2002年3月、田村との2作目デュオCD「クラウズ」(Libra)(Codaで年間トップ10CD)を発表。4月末から5月にかけては田村、早川、吉田とのSatoko Fujii クァルテットで全米9カ所でのアメリカツアーを、カナダビクトリアビルフェスティバルでは吉田達也とデュオで出演。6月、ヤマハジャズフェスティバル、浜松ジャズウイークに藤井郷子オーケストラで出演。6月にはドレッサーとブラックとのトリオCD5作目「ベル ザ キャット!」(徳間ジャパン)(Jazz Weekly、San Francisco Gate、CDジャーナルで年間トップ10CD)をリリース。8月にはその発表記念日本ツアーを行う。10月にはサンフランシスコにてrovaサキソフォンカルテット25周年記念でのコンサートに出演、委嘱作品も書き下ろす。11月にはSatoko Fujii クァルテットでのフィンランド、イギリス、ポーランド、オーストリア、フランス、ドイツ、ベルギー、リトアニア等をまわるヨーロッパツアーを行う。11月にはビクトリアビルでの演奏がVictoよりCD「Toh-kichi」(Codaで年間トップ10CD)として、Satoko Fujii クァルテットの2作目「Minerva」(Jazzprint、Libra)(Outsight、Cadence)がリリースされる。

2003年5月、ニューヨークオーケストラの4作目「ザ フューチャー オブ ザ パスト」(ENJA)(スイングジャーナルで年間トップ10CD)が6月には 前年に行われた浜松・ヤマハ・ジャズ・フェスティバル Satoko Fujii Orchestra- eastの ライブレコーディングを収録した ビフォー ザ ドーン」(Polystar)(Cadence、Codaで年間トップ10CD)がリリースされる。6月、バンクーバージャズフェスティバルに田村とのデュオで出演。11月ソロ、田村夏樹とのデュオ、吉田達也とのデュオ、Satoko Fujiiカルテットでスロベニア、ドイツ、ポーランド、オーストリア、イギリスでツアーを行い、ベルリンジャズフェスティバルやロンドンジャズフェスティバルで演奏。12月、クァルテットの3作目「ゼフィロス」(Not Two、ポリスター)(Village Voice、 Jazz House、Cadence、Coda、Jazzwise、Jazzreview.com、ミュージックマガジン、スイングジャーナルで年間トップ10CD)がリリースされる。

2004年1月に吉田達也とのデュオ2作目「エランス」(Tzadik)、3月にRovaとのプロジェクト「アン アリゲータ イン ユワ ウオーレット」orchestrova(EWE)、4月にピアノソロCD「スケッチ」(Jazzizで年間トップ10CD)、7月にピアノトリオの6作目のCD「イリュージョンスイート」(All About Jazz、One FinalNote.com、Jazzreview.com、Begatellen.comで年間トップ10CD)

10月にニューヨークオーケストラの5作目CD「ブループリン」(Jazziz、Coda、Cadenceで年間トップ10CD)と名古屋オーケストラのデビューCD「ナゴヤニアン」とアレンジャーとして参加したゲバード・ウルマン(ts)とドイツNDR(北ドイツ放送局)ビッグバンドプロジェクトのCDをリリース。また4月にはサンフランシスコジャズフェスティバルにソロで出演、7月にドレッサー、ブラック、田村と日本ツアー、10月には横浜プロムナードジャズフェスティバルに自己のクァルテットで出演。12月にはサンフランシスコよりROVAサキソフォンカルテットを招き、日本芸術文化振興会の助成を得て東京で共演。

2005年4月田村夏樹とのDuoでニューヨーク、スロベニア、イギリス、Satoko Fujii Four(田村夏樹、ドレッサー、ブラック)でイタリア、イギリスで公演。6月にCD「イン ザ タンク」(Libra)(田村、加藤g、エリオット・シャープg)、7月にCD「ストレンジ ヴィレッジ」Gato Libre(Muzak)、CD「 藤井郷子4 ライヴ・イン・ジャパン 2004 」Satoko Fujii Four(Polystar)(Coda、All About Jazz、Cadenceで年間トップ10CD)をリリース。9月にSatoko Fujii Fourで北米ツアー、Guelph Jazz Festival等6カ所で演奏。オランダのピアニスト、ミシャ・メンゲルベルグとトランペットのアンジェロ・ヴァープルヒゲン、田村夏樹とのダブルデュオでオランダとベルギーで公演。10月にCD「アンゲローナ」(Satoko Fujii クァルテット)リリース。またシンガー航とのCD「山吹」をプロデュース。11月にROVAとヨーロッパの音楽家を加えたOrkestrova のプロジェクトでスイス、フランス、フィンランドのフェスティバルで公演。田村とのDuoでポーランド、バイオリンのカーラ・キルステッドとのDuoでオーストリア、ドラムのジミー・ワインスタインのバンドでスペインをツアー。新人アレンジャーとしてダウンビート誌(米国)で8位に選出される。

藤井郷子カルテット
藤井郷子クワルテット

2006年1月にCD「フラグメント」(Junk Box, 田村?藤井?ジョン・ホーレンベック)(Coda、ジャズジャーナリスト協会、Village Voice、CDジャーナルで年間トップ10CD)をリリース。5月にカナダヴィクトリアヴィルのフェスティバルに新ユニット、Satoko Fujii Min-Yoh Ensemble(田村、カーティス・ハッセルブリング-tb、アンドレア・パーキンスacc)で出演。5月のニューヨークオーケストラのニューヨークでのライブがオールアバウトジャズニューヨークの年間ベストコンサートに選ばれる。

6月21日に、ニューヨーク、東京、名古屋、神戸の4オーケストラのCD、「アンデュレーション」「ライヴ!」「マル」「コーベ イー」(Coda、Playboy Japan、スイングジャーナル、Jazzwise、CDジャーナル、ジャズ東京で年間トップ10CD)を同日リリースし、大きな反響をよぶ。7月には名古屋オーケストラと東京オーケストラの2バンド共演で「東京の夏」音楽祭参加。

8月にSatoko Fujii Four(田村、ドレッサー、ブラック)の新譜「ホエン ウイ ワー ゼア」(CDジャーナル、ジャズ東京で年間トップ10CD)をリリースしその記念日本ツアーを行う。10月末からSatoko Fujii Quartetでドイツ10都市、オーストリア、イタリア、クロアチア、スロベニア、ポーランドをまわる。11月、田村とのデュオの3作目「11月、クラクフにて」がリリースされる。

2007年5月、VictoよりSatoko Fujii Min-Yoh Ensemble(田村、カーティス・ハッセルブリング-tb、アンドレア・パーキンスacc)のデビューCD「風神雷神」、7月オランダアムステルダムでのミシャ・メンゲルベルク、アンゲロ・フェルプルーヘン、田村とのライブCD「クロスワードパズル」、8月、Satoko Fujii クァルテットのCD「バッカス」リリース。9月、田村とアメリカ西海岸ツアー、バークリーメイベックホールで、マイラ・メルフォードとピアノ2台のコンサート、イタリアでカーラ・キルステッド(Vn)とデュオで公演。10月、新宿シアターモリエールで「帰国10周年記念コンサート」を行う。10月、カーラ・キルステッドとのライブCD「水面」リリース。11月、ラリー・オークス&ドラミングコアでヨーロッパツアー。12月,国際交流基金の助成を受けてオーストラリアツアー。メルボルンウイメンズインターナショナルジャズフェスティバルでは地元のビッグバンドとも自己の作品で共演。

2008年3月、「Trace A Liver / SATOKO FUJII TRIO」「Cloudy Then Sunny /Junk Box 」 「kuro /GATO LIBRE」をリリース。

国内外でソロ、デユオ、トリオ、カルテット、セクステット、ビッグバンド等の多種多様なフォーマットで精力的に演奏活動を行う。

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