日本でジャズが盛んなのはとてもうれしいです!アメリカのミュージシャン達はよく、「日本のジャズ・マーケットの方がこっちより良いのではないか?」と言いあっています。

小4からアルトを吹いていたのですけど、小6になったら学校のバンドの先生に進められてテナーを始めました。テナーを始めてからは音色を気に入ってしまい、それ以来一番好きです。
私の楽器はテナーの中でも重いほうなのですけど、小6の時に比べたら「楽器のほうがあなたより大きいんじゃないの?」とあまり言われない様になりましたし、運ぶのもなれました。吹く分には問題ないのですけど、やはり長時間首から下げるのは重いですね。
- アルバム「願い」ではハツラツとした演奏が聞けますが、メンバーはいつもライブで一緒にプレイしている仲間ですか。
今回のメンバーは皆ロサンジェルス中心に演奏しているミュージシャンなので、それぞれたまに一緒に演奏しますが、このメンバー全員でやり始めたのはレコーディングの少し前です。ベースのトムとギターのチャールズとは高校の頃からよく一緒に演奏していて、ニックもいろんなグループでずいぶん長く一緒に活動しています。
作曲する時はたいてい楽器構成を決めて、その楽器とミュージシャンを想像して書くので、サウンドはそれぞれの個性を生かすように作っています。また、アイディアが思い浮かんだ時には音質や楽器も同時に出てきます。アドリブも大切な一部として、曲全体をひとつの世界として作り上げたいと思っているのでそのように聴いて頂けるとうれしいです。
ジャンルに関係なく、作曲する時は学んだ事すべてがいつも影響しあっていると思います。大学院でクラシックの作曲を勉強したいと思ったのは、ジャズの場合、学校の外でも学んだり、刺激を受けるチャンスが充分にあると思ったからです。クラシック音楽は何世代もアカデミックの世界で教えられてきたので、学べる事が沢山あると思いました。クラシックの作曲を勉強する事によって、ジャズの作曲だけでなく演奏にも強い影響を受けています。
西海岸ではジャズに関係する沢山の事がそれぞれ独自に、あるいは互いに影響しあいながら起こっています。まずは教育にとても力が入っています。学校内の教育だけでなく、ジャズクラスが様々な場所で受けられます。オールスターバンド、ジャムプログラム、ジャズ・サマーキャンプなどが増えています。演奏する場所もたくさんあります。クラブやコンサートホールに加えて、ジャズ・フェスティバルも盛んです。
音楽的にもやはり色々なシーンがあります。トラディショナルなジャズの流れを引き継いでいるミュージシャンもいれば、ロック、クラシック、ワールドミュージック、ヒップ・ホップなど他のジャンルとまぜたり新しい方向を作り出している人たちも沢山います。本当に様々でそれがとても楽しみで面白いです。
- 米国および海外のジャズ・フェスにも出演していますがエピソードを聞かせてください。
ジャズ・フェスティバルは本当に「ジャズのお祭り」みたいな感じで好きです。来ているお客さん達は音楽を楽しみに来ている訳ですし、私自身も他のアーティストを聞きにまわれるので楽しいです。ローカルのフェスティバルはコミュニティー感が生きていて、モントレーやウンブリアみたいな大きなフェスティバルは世界中から人が集まって来るので、それぞれ違う意味で好きです。
日本で演奏する時はお客さんがとても「じっくり」演奏を聴いてくれるので有難いです。最初は演奏中に拍手が静かなので少し心配しましたが、それは喜んでいないわけではなく、たんに表し方がアメリカの聴衆とは違う事が分かりました。
日本でジャズが盛んなのはとてもうれしいです!アメリカのミュージシャン達はよく、「日本のジャズ・マーケットの方がこっちより良いのではないか?」と言いあっています。日本のジャズ界は皆知り合いみたいでとても強いコミュニティー感を感じます。日本はにはとても豊かな音楽文化があるので、これからもジャズがどのように展開ゆくか楽しみです!
まずは先生方、先輩、同級生、友達を含んだ周りのミュージシャンに強く影響を受けています。沢山の事を教わったり、聞いたり、話したり、一緒に演奏しながら育ってきました。その様な人達との交流の中で、他の影響力豊かなミュージシャン達の音楽とも出会っています。好きなミュージシャンは様々ですが、一番分かりやすく影響を受けているサックス奏者のは多分ジョン・コルトレーンとウェーン・ショーターかと思います。
音楽的には夢中になるプロジェクトを一つずつ(または3,4,5ずつ!)やっていきたいと思います。まず6月に大学院を卒業した後、コーラスでブルガリア、UCLAコンテンポラリ・ジャズ・ラージ・アンサンブルで日本のツアーを企画しているのですが、それが終わったら自分のコンボ活動の他、友達が始めた作曲中心のアンサンブル(バイオリンとチェロを加えたジャズ・コンボ)で活動するのを楽しみにしています。あとは友達とジャズ・オペラ・ミュージカルを書いているので、その公演の実現に向けてがんばりたいです。
有難うございました。
(2008.5.6)