Jazz Pageは日本のジャズを中心に新譜アルバムやミュージシャンの活動状況などジャズ情報を毎週発信しています。


-----前作(インディーズ発売)から約半年というスピードで新作が発売を迎えます。今の気持ちはいかがですか?

「そうですね、いろいろ事が急ピッチで進んでとにかく目まぐるしい毎日でした。でも前作で大変な事をやりぬいたという思いがあるので、あまり戸惑う事も無く取り組めましたね。いろんな意味で度胸もついて、そういった意味でも前作の存在は私にとってすごく大きなことで した。戸惑った事と言えば、凄くかっこいいけど歌いこなすのが難しいアレンジくらいでしょうか(笑)。」


-----アレンジか非常に楽しみですね。さあ、そのタイトルですが、「Dear Souls」。どんな想いが込められているのでしょう?

「今回は“大きな愛で世界を包む”という事がコンセプトにあったんですね。国籍も、年齢も、性別も超えて。そこを出発点にして選曲が始まって、ポジティブな大きな愛を歌っている歌を選びました。また、出身地を異にした4カ国、計7人のミュージシャンが一堂に会してレコーディングをしたんですけど、色んな国のエッセンスが詰まって、本当にいい物が出来たと思っています。」


-----NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(以下FTCJ)のテーマソング「I Am Free」。この曲をいれたキッカケは?

「FTCJさんとはずっとお付き合いがあって、色々なイベントに出演させて頂いていたんです。その時からFTCのテーマ曲があるという事は伺っていたんですが、フィーチャーされる事はあまり無かったようでして。今年、FTCJさんが10周年を迎えるということで、私が団体のテーマソングを歌って、より多くの人に聴いてもらえるようになればなぁ、という想いから入曲させて頂くことになりました。」


-----メンバーを見ると様々な方面で活躍されている方が揃っていますが、バランスをとるのが難しかったのでは無いでしょうか?

「そうですね、これだけ個性的なメンバーが集まったので初めはどういう風になるか想像出来なかったんですけど。ふたを開けてみたら、互いの個性を消す事無く良いところがうまく混ざり合っているんですよね。2〜4人の編成になっているんですけど、2人で一つ、3人で一つ、4人で一つ、という風に1曲ごとに大きな輪が生まれて、それぞれ良い曲に仕上がったと思います。」


-----それぞれのメンバーはどんな印象でしたか?

「ドラムのトミー・キャンベルは以前から仲良しなんですけど、いつも励まして力になってくれて本当にお父さんみたいな存在です。トミーのフレイヴァーが良く出ていて、ドラムがフィーチャーされていてる様な曲もあって凄く嬉しいですね。ベースのデレック・ショートは本当に格好良かったですね。以前演奏している姿を見た時に受けた衝撃を、そのまま目の前で披露してくれて。ギターのトニー・サヴィオリはあったかくて紳士的な印象。音に本当にこだわりを持っているのを感じました。それと、ラティール・シーに関しては私の作品には“マスト”な存在です!前作にも参加してくれたのですが、今回はよりアフリカンっぽい要素が出ていて、作品の世界観を広げてくれたと思ってます。それにピアノのロデリック・ロス、彼も“マスト”な存在ですね。演奏、アレンジはもちろん彼の声を是非聴いて欲しいですね。『I Am Free』ではデュエットで歌っているのですが、本当に良い声なんです!そして、最後に社長でもある金野さん。今回は2曲だけの参加なんですが、良い意味でめちゃくちゃにして頂きました。ジャンルの壁を超えるというか、こういうものを作りたかったっていうのをやってくれましたね。次回はもっとたくさん弾いて欲しいです。それと、音に関しては全てを任せていますね。」


-----全体を見渡してどんな作品になったと言えそうですか?

「今作はしっかり作り込んで、しっかり残せる作品になったなと思います。前作ももちろんたくさんの人に聞いて欲しい大切な作品なのは変わらないんですけど、セッション的要素が強かったんですね。今回はしっかりアレンジも練って、色々な要素や仕掛けが組み込めたかなって思っています。全曲振り返ってみるとジャズをベースにしつつも、ワールドワイドな、民族的な要素を強く感じさせる作品になっているなと思います。自信を持って“かっこいい”って言える作品が出来そうですね。」


-----納得のいく作品が出来上がりそうで、発売が待ち遠しいですね。発売まではもう少し時間がありますが、今の心境はいかがですか?

「すっごい嬉しくて、幸せな気持ちでいっぱいです。凄く大変でつらい事もあったけど、それでもいつも幸せな気持ちでいられました。素晴らしいミュージシャンが集まって、色んな人が私の為に動いてくれて。集まった人の気持ちが音楽にも出てると思うんですよね。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。」


-----最後に、このアルバムを手に取ってくださる方へメッセージをお願いします。

「そうですね、前回に引き続きですが、常に等身大の自分を受け入れ、気負わずに歌うことに心がけました。聴いてくださる方が“そのままでいいんだよ、自然体の自分でいいんだよ”っていうのを受け取ってくれれば嬉しいですね。型にはまらず、今の等身大の自分を認めてあげる、そんな気持ちになって頂けたら嬉しいです。」

(2009.9 courtesy of T-TOC RECORDS)

 

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