----- 前作「カルフォルニア・ドリーム / 岩崎恵子with みね栄二郎」は、ボーカルが2曲(“I Shoulld Tell You”、“Tomorrow You’ll Be Gone”)でしたが、本作では、7曲中5曲にロアナ・シーフラさんをフィーチャー、しかも同じ2曲を取り上げています。ボーカル・アルバムとも言えますが、アルバムの狙いは何ですか。
普段、一緒に演奏しているメンバーとの作品を残したいという思いでこのアルバムを作りました。
“I Shoulld Tell You”、“Tomorrow You’ll Be Gone”に関しては、作詞をしてくれたのがロアナさんなので、彼女自身もこの2曲をすごく気に入ってくれてましたので。
----- ボーカルが全曲オリジナルというのも珍しいですね。
7曲の簡単な紹介をお願いします。
7曲中5曲がボーカル曲になっています。
2曲はインストルメンタルで、そのうち1曲はレコーディングメンバーのベーシスト佐々木研太氏の作品です。
----- ロアナさんは関西地区で活動しているようですが、どのようなつながりですか。
以前もロアナさんのアルバムをプロデュースしていますね。
昔、大阪のヒルトンホテルのジャズバーで一緒によく演奏していました。
その頃から意気投合し、彼女の音楽性に惚れ込んでいました。
お互い、生まれ育った国はちがいますが、聴いていた音楽がほとんど同じなんです。
マンハッタントランスファーのフォーブラザーズのアドリブパートを、お仕事の休憩中に二人でずっと唄っていたなんてこともありました。
----- ロアナさんをジャズ・シンガーとしてどのように評価していますか。
私は、福井有とのデュエット・アルバム「デュエット ラブ・ソング / 福井 有 ウィズ ロアナ・シーフラ」を聞いて、大変実力のあるシンガーと思いましたが。
とにかく、一緒に演奏していて、すごく楽しいんですね!
彼女は、まるで楽器のようです。セッションしていて、いろんなアイデアが出て、お互いそれに触発されるって感じです。
----- 曲は、親しみやすいメロディックなものばかりですね。作曲は、どのように行っているのですか。
まず、ピアノに向かってその時、その瞬間感じたものを音にしています。
これはジャズバラードにしよう、これはR&Bにしよう、それぐらいはイメージしますが。
----- メンバーの皆さんを紹介してください。
ベースの佐々木研太さんは、ウッド、エレベの両方を器用にこなしてくれます。特にウッドの優しい音色が好きですね。
ドラムの田中ヒロシさんは、私の感じているものをすぐに受け止めて返してくれます。茶目っ気たっぷりで、ファンキーでかつセクシーなドラマーです。
2曲参加して頂いたギターの和田清茂さんは、私がリーダーをつとめているフュージョンユニット、GENTLE WINDSのメンバーでもあり、
抜群のセンスとグルーブです。
----- 東日本大震災以来ジャズの市場も影響を受けているようですが、関西の事情はいかがですか。
少しでも、音楽という魔力でみなさんを元気にしたい!!という気持ちでいっぱいです。
受け身でなく、発信する側になろうという気持ちで、2011、2月からFM MOOV KOBE76.1で
岩崎恵子のSOUND DREAMという番組を立ち上げてDJをやっています。
毎月第3火曜日、19:00〜19:30の放送です。
----- 最近注目しているジャズ・ミュージシャンやCDを教えてください。
エンリコ、ピアラヌンツェ。ジャズではありませんがピアソラは大好きです。
----- 今後の抱負を聞かせてください。
オリジナルをビッグバンドでレコーディングしたいです。
(2011.9)