Jazz Pageは日本のジャズを中心に新譜アルバムやミュージシャンの活動状況などジャズ情報を毎週発信しています。

----- 本作はあなたのデビュー・アルバムですが、どのようなコンセプトで制作したのですか。また、どのようなところを聴いてほしいですか。

2007年にライブ活動を始めてから約4年。最近ようやくライブで自分らしさが出せるようになり、楽しさが分かり始めてきました。
今の自分の歌声で、今しか出来ないものを形にしたいと思い制作を決意しました。
ひたむきさと初々しさが魅力の作品になったと思います。
こうゆうジャズも面白いんじゃないかなと。 伸び伸びストレートな歌唱とベテランミュージシャンの粋な演奏が気持ちよく混じり合っています。 ほっとしたいとき、元気を出したいときに聴いてほしいです。


----- 選曲がとてもよいですが、ご自身で行ったのですか。これらの曲はいつもライブで歌っているものですか。

全10曲中8曲は私の選曲。ライブでもよく歌っている曲です。
『Slow boat to China』は、一曲スキャットの曲を入れようと向井さんの勧めで歌いました。
『It might as well be spring』は、私の長年の女友達のリクエスト。
彼女は常々「小島伸子のファン第一号だ」と公言しています。


----- アレンジも素敵ですが誰が行ったのですか。

ほとんどは向井さん、ピアノの福田さんもアレンジしています。 私はアイディアを述べる程度でしたので、次回またレコーディングできる機会があれば アレンジにもチャレンジしたいです。


----- レコーディングはスムーズに行きましたか。 バックのメンバーがすごいですが、レコーディングで固くならなかったですか。
前橋のスタジオでレコーディングしたようですが、特別な理由があったのですか。



バックの皆さんが慣れていたので、スムーズに進みました。
皆さんと何度もライブで共演していたので、緊張はほとんどしませんでした。
とにかく丁寧に心を込めて歌うことに集中しました。
録音をした前橋の『夢スタジオ』はピアノの福田さんの紹介でした。 充実した機材と、ピアノがSTAINWAYだったので良い音が録れるなと。
宿泊スペースが付いているので合宿みたいで楽しかったです。 エンジニアの増川さんが根気よく付き合って下さったので、納得いく録音ができました。
このスタジオは本当にお勧めです。


----- ”Slow boat to China”などで向井滋春とワードレスシンギングでユニゾンで歌っていますが、普通のスキャットとは違った魅力がありますね。フレーズはあなたの作曲ですか。

フレーズは向井さんが作曲しました。 ボーカリスト向きではないのでえらい難しかったです。
普段自分のライブではやらなかった事なので、挑戦して良かったと思います。


----- プロ歌手へ転進したきっかけは、横浜のライブハウスで飛び入りで向井滋春のライブで歌わせてもらったことだそうですね。このデビュー・アルバムでも向井さんがプロデュースしていますが、向井さんはどのような人ですか。

一見気難しく見えますが、とても気さくで誰にでも自然体で接する方です。
ライブ経験がない私に飛び入りで歌わせてくれた様に、真剣に音楽をやろうとする人には 分け隔てなくチャンスを与えてくれます。そして良いところを伸ばしてくれます。
熱い人です。


----- レコーディングに際に、向井さんからどのようなアドバイスがありましたか。

伸び伸びグルーヴするように歌いなさいと。 
あと細かい事言われたと思うんですが忘れました。


----- 向井さんは、トロンボーンのほかバラードの”Wild is the wind ”やA.C.ジョビンの“Someone to light up my life”で美しいチェロも弾いていますが、一緒に歌っていてどのように感じましたか。

チェロが情熱的すぎて、歌が負けそうになるんです。 後ろから『もっと頑張れーー!!!』と渇を入れられている様な感じがします。
私も向井さんのチェロに負けないダイナミックさが欲しいです。


----- 2011年『神戸ジャズヴォーカルクイーンコンテスト』は全国から133組の応募がありましたが、あなたは本選出場の10名に選ばれましたね。2012年の再チャレンジの意気込みを聞かせてください。

2011年の本選では残念ながら受賞できませんでした。
自分の駄目なところも分かったし、もっとやれるなという手ごたえも感じました。
2012年も本選に出られるように頑張ります。
その時の目標は優勝です。


----- ジャズ・ボーカルとポップスとの違いを意識しますか。

特に違いを意識したことはありませんが、 より自分の生き様、その時々の精神状態が出るのはジャズボーカルだと思います。


----- あなたが影響を受けたミュージシャンは誰ですか。また、日頃聴いているCDは何ですか。

全てにおいてのお手本は、エラ・フィッツ・ジェラルド。 新しい曲を覚える時は、まずエラの音源を捜して参考にします。
ニーナ・シモンの人間臭さや哀愁に感銘を受けます。
身近な歌手では、現在も従事している梶原まり子さん。 まり子さんほどハッピーにスウィングする歌手はそうそういないと思います。
あとは、人生を変えてくれた向井滋春さんです。


----- 将来、どのような歌手になりたいですか。また、抱負を聞かせてください。


沢山の人が、何度でも聴きたいと思ってくれるような歌手。 感動と幸せを与えられるようになりたいです。
そのために毎年少しずつでもスキルを上げ、体力をつけなくてはいかんと思います。
来年の目標はテクニカルな事にも挑戦すること。 かっこ良くスキャット出来ればお客さんも楽しんでくれるし、 もっともっとスウィングしたいです。
それと全国展開でライブをしたいです!!!  どうしたらそれが出来るか分からないけど、今自分に出来る事をコツコツと頑張って行きます。
皆さんどうぞ応援してください。

(2011.12)
以上

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