Jazz Pageは日本のジャズを中心に新譜アルバムやミュージシャンの活動状況などジャズ情報を毎週発信しています。

Jazz Pageインタビュー MAYA

--- 本作は「マルチニークの女」以来の全曲ラテンのアルバムです。選曲は、どのような考えで行いましたか。
表題曲の”YOU BELONG TO ME ”や”ある恋の物語”(「Love Potion No.9」でも歌っていますが)には特別な思い入れがあるのですか。


選曲については今の自分が一番表現したい心情はなんだろう?と究極に問い詰めた時に自然と今回のような選曲になりました。

”YOU BELONG TO ME ”についてはPatti Pageの歌唱で知られているジャズスタンダードですが、あえて今回のラテンアルバムに入れてみました。 この曲の感情ののせ方について、静かな幸せゆえのせつなさを表現しましたが、 100%哀しいわけでもなく、100パーセント幸せでもないと言う曖昧な心情を歌う事は、何事に対しても白黒つけてきた自分にとってある意味新境地でした。

”ある恋の物語”はコロムビアアルバム”Love Potion No.9”にも入れていて、2度目の録音です。この曲はプロデューサー寺島靖国さんのリクエストでしたが以前よりシンプルなアレンジで、今のMAYAの感情で歌ってほしいと言われました。


--- あなたは、ジャズ/ラテン・ボーカリストと言っていますが、いずれも哀愁、情熱、色気といった強い個性を感じます。それは、どこからくるのですか。

心から。生きざまから。


--- ラテンには宿命を感じると以前おっしゃっていましたが、ラテン音楽の魅力は何でしょうか。

底辺に哀しみと日本人の心に響くメロディーをもつ音楽と言う事。


--- 本作では松尾明トリオがサポートしています。レコーディングはスムーズでしたか。

やはり長年私のサポートをしてくださっている松尾明Trioは逐一言葉にしなくとも会話が成り立ちます。
そう言うミュージシャンとの出会いがあり、共演があり、自分のアルバム作品として残す事ができたことは大変幸せな事です。


--- 寺島さんからなにか指示のようなものはありましたか。また、エピソードがあれば聞かせてください。

MAYAの好きなように歌う事が一番良い歌になる。とプロデューサー寺島靖国さんがいつも仰るので、今回もそのようにさせて頂きました。


--- 松尾明とは長い付き合いだと思いますが、MAYAさんからみた松尾明はどのようなミュージシャンですか。

自分の確固たるサウンドをもち、あえてテクニックに走りすぎず感性や感覚、歌心を絶妙なセンスで織り交ぜているオンリーワンなドラマー。


--- 本作のどこを聞いてほしいですか。


すべて。


--- シンガーとして日頃心がけていることは何ですか。ステージではなにを考えて歌っていますか。

日々感動・感激・何かを感じること。感性を休ませない事を心がけています。
ステージでは自分がどんなことをその曲で表現したいかを考えて歌っています。


--- 今後の抱負をお聞かせください。

日本人の心に響く歌。根底に哀しみのある歌をうたって行きたいです。

(2010.9)


一覧へ戻る