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Jazz Pageインタビュー Jazz Pageインタビュー

-----TRISPACE(トライスペース)は叙情的なサウンドですが、ヨーロッパ・ジャズを意識しているのですか。

意識してます。ヨーロッパ、特に北欧のピアノトリオサウンドが好きで、そういったテイストを取り入れています。


-----アルバムのコンセプトは何ですか。どのようなところを聞いてほしいですか。

メロディーを大切に音作りをしました。
特定のテーマは決めていませんが、いろいろな想いを込めて作りました。聴いてくださる方が自由に感じていただければと思います。


-----@Introduction、FInterludeを入れた理由は何ですか。

いつもライブの最初は「Introduction」のような感じで何も決めずに弾き始めているんですが、そうすることによってお客さんがTRISPACEの世界に引き込まれるのを感じていました。その効果を出せればと思い、アルバムの最初に入れました。
「Interlude」は今回未収録のNew Moonというオリジナルの一部で、"間"を感じさせるトラックが欲しかったので入れました。次の劇的に始まるShooting Starとの対比が効果的になったと思います。
この2つを入れることによって、個々の曲が意味を持ち、アルバム全体を通して1つのストーリーを創り上げることが出来たと思います。


-----メンバーのコンビネーションがとてもいいですが、レギュラーでのライブは多いのですか。TRISPACE(トライスペース)というネーミングの意味合いは何ですか。メンバーを紹介してください。

バンド名は、TRIが3の意、SPACEが空間で、3人の空間が重なってTRISPACEサウンドを作っているという意味合いがあります。
メンバーはピアノの僕と、ベースの大村守弘、ドラムの山下佳孝の3人です。
大村さんは、どんなアプローチに対しても小気味よく受け止め、さらに音楽を拡げてくれる懐の広いベーシストです。山下さんは、すばらしい世界観を持ったドラマーで、トリオに緊張感とスリルを与えてくれます。メンバーは年も近いので、同じ価値観を共有出来るのも、コンビネーションの良さにに繋がっているかもしれません。2人とも音楽に対するひたむきさと、心から演奏を楽しむ姿勢があって、一緒に演奏していて本当に楽しいです。

レギュラーメンバーでのライブはそんなに多くはなく、月に1、2回です。
このトリオでの活動自体は2008年からですが、それまで特にバンド名を付けず『林祐市トリオ』としていたのを、今年の3月に『TRISPACE』というバンド名をつけました。名前がつく事もメンバーの結束をより一層高める一因になっているような気がします。TRISPACEは3人の誰かが欠けても作る事の出来ないサウンドを生み出せていると思います。


-----全曲、ピアノの林祐市さんのオリジナルですが、作編曲がすばらしいですね。作編曲はどこで学んだのですか。


作編曲は独学です。でも、ジャンルを問わず僕が良いと感じる音楽が教科書になっていると思います。そして、共演させていただいたすばらしいミュージシャンの方々からも多くを学ばせていただきました。


-----好きなミュージシャン、よく聞くCDは何ですか。誰の影響を受けていますか。

スウェーデンのピアニスト、Esbjorn Svenssonが好きです。事故で亡くなってしまい本当に残念です。彼のトリオe.s.t.のLive in Hamburgはお気に入りのCDです。
影響を受けているミュージシャンは本当にたくさん居るのですが、あえてあげるとするならKieth Jarrettでしょうか。彼自身の魂を映し出すようなピアノの音色、どんなに卓越したテクニックでも、音楽をシステマチックにとらえるだけでは人の心を揺さぶる事が出来ないという事を彼の演奏から学びました。


-----ピアノのテクニックもしっかりしていますが、クラシック・ピアノを学んだことがあるのですか。

子供の頃はクラシックを習っていました。あんまり熱心な生徒じゃなかったし、ロックに興味が出てやめちゃいましたけど。今、逆にクラシックピアノに憧れていて、ときどき弾きますよ。


-----演奏で心がけていることは何ですか。

一生懸命演奏することです!


-----ジャズは多様化していますが、今のジャズをどう思いますか。

多様化してさまざまジャンルと結びついていくことは、自然の流れだと思っています。僕は今のジャズをやっていきたいですが、先人が残したジャズのスタイルも受け継いでいきたいと思っています。


-----今後の抱負、活動計画など教えてください。

CD発売記念ライブを各地で開催予定です。
そして、2枚、3枚と継続してアルバムを出したいです。ファーストアルバムを作り終えて、まだやりきれてないこと、もっとやりたいことが明確になりました。2枚目については既に構想が出来ていて、あとはメンバーで膨らませて録音するだけです。ライブでは演奏しているけれど今回は収録しきれなかったオリジナル曲も、よりパワーアップさせて2枚目以降で発表していきます!

(2010.5)

以上

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