1月21日、国府弘子トリオを東京・目黒”ブルース・アレイ・ジャパン”で聴いた。
ブルースアレイは開店当時Miles Davisが出演し話題になった高級クラブ。
今年で10周年ということで11月、12月と記念のライブがブッキングされている。
店内にはMilesが画いた絵が数点飾られており客席はテーブルが20くらいか、実にゆったりとしたレイアウトである。

この日の国府トリオはエレクトリックベース八尋洋一、ドラムス岩瀬立飛。ドラムスは村石雅行のときもあるが二人とも実力派ドラマーでヒッパリだこ。マネージャーのひらめさんの話では2人いるのでブッキングしやすいとのこと。

私は、今までコンサートでの国府弘子は何回か聴いたが、ライブハウスでの国府弘子トリオははじめて。彼女のルーツがジャズピアニストであることを再認識した。
1stセットは彼女のオリジナルで実に耳ざわりのいい”GOING, GOING ON ”でスタート、 続いてデイブ・ブルーベックの”トルコ風ブルー・ロンド”を演奏した。
”トルコ風ブルー・ロンド”は変拍子の曲として有名だが、彼女はアドリブに入ってフォービートのブルースで演奏した。終盤は3連のブロックコードで盛り上げるなどソウルフルな側面を披露、CDでは聴けないジャージーなすばらしいプレイであった。
また、BillyJoelの”Stranger”ではヴォーカリーズを行うなど彼女の新しいパフォーマンスを聴かせてくれたが曲づくりもそうだがアドリブも実にメロディックだ。
この曲に限らずソロを行っている時にメロディーを口ずさむなど終止リラックスしたステージじあった。

演奏の合間のおしゃべりはおととい初体験したスカイダイビングの話に終止。なんでも4000m上空から飛び降りると頭の中が真っ白になっていやなことも忘れ爽快な気分になったそうだ。
ジャンルを越ええて何事にもチャレンジするヒロコであるがスカイダイビングまでやったとはビックリ。

2ndセットはピアノソロで”Lady Moonlight”や先日ゲストで出演したというJudy & Maryの曲などを演奏。
トリオの演奏に戻って最後の曲は”GO GO GODZILLA” そしてアンコールは彼女のお気に入りの”忘れないよ”と7曲演奏した。
中でも”さくら便り”は最初は静かなメロ−ディーで始まったが終盤はまさに桜吹雪を思わせるエキサイティングなサウンドに変貌するなど見事な構成でカラフルな演奏であった。
メンバーのサポートも素晴らしく10年くらい一緒にプレイしているという八尋は息もぴったりで”竹田の子守唄” などでは幻想的なバッキングを披露。ソロでもメロディックで印象的なプレイを行っていた。
ドラムスのタッピーは最近ドラム教則本を出したそうだが相変わらずのテクニシャンぶりを発揮、切れのいいドラミングでサウンドを引き締めていた。
後半”For Your Birthday” では聴衆と一緒にリフを歌うなど客席と一体となったコクブ・ワールドを創り出していた。
この次はどんな新しい試みを聴かせてくれるのかまた楽しみだ。(2000.11.21)