プロフィール
まきみちる
まきみちるは大阪で生まれ、幼い頃から父親が大音響でかけるモーツアルトやベ-トヴュンのレコードを朝から聞いて育った。歌を教えることを楽しみにしていた叔母がラジオ局の『キスミ-ジャズのど自慢』に本人に内緒で応募してしまい、ナットキング・コールの「プリテンド」を歌って史上最年少で合格した。
まき本人はプロのシンガーになるつもりはなかったが、 16歳で渡辺プロにスカウトされ、槙みちるの名で都内のジャズ喫茶や全国の米軍キャンプでの仕事が入った。レコード・デビューはペギ- ・マーチが歌ったアメリカン・ポップスの「可愛いマリア」 (ビクター)で、TV番組やステージへの出演も始まった。オリジナル曲「若いってすばらしい」をNHKの青春番組『若い十代』の「今月のテーマソング」のコーナーで歌ったところ大反響をよび、1か月延長して歌ったほど。急遽ビクターに吹き込んだこの曲が大ヒットしたことはいうまでもない。槙みちるは一躍トップ・シンガーの仲間入りを果たした。アイドル.シンガーの走りである。
12歳の頃にジャズが好きになり、アートプレイキーに始まって、 16歳でマイルス・デイヴイスやビル・エヴァンスにのめり込んでいった。と同時に、エルヴイス・プレスリーやコニー・フランシス、ビートルズを始めとするポップスにも傾倒し,クリーム(エリック・クラプトン) 、ジェームス・テイラー、ジョアン・ジルベルト、アントニオ・カルロス・ジョビン、バートバカラック、ステイ-ヴイ・ワンダーと、いい音楽ならジャンルにこだわらず何でも聴いた。
そんな中、先生について歌を学んでこなかったまきみちるにとって、フランク・シナトラはいわば歌の先生ともいえる存在だった。いい音楽,好きな音楽を一生懸命聴く一方で、芸能界の水がどうしても肌に合わず、ついには退社を決意し、スタジオ・ミュージシャンとして新たな1歩を踏み出した。
本人は「音楽界にいて、自らの意思で決めたのはそれが初めてだった」といっている。
2006年、フランク・シナトラへのトリビュート・アルバム「MAKI'S BACK IN TOWN!」をリリースした。