6月25日、江古田・バディーで「ミスター・ジャズ・ボーカル・丸山繁雄ナイト」と題し丸山繁雄のアニュアルライブが行われた。
丸山は歌手活動の傍ら日大芸術学部の講師を行っており学生に安い料金でジャズライブを聞かせたいとのことで今年で10年目になるという。
”バディー”はライブハウスとしては大変広く通常の4倍くらいのスペースであるが立ち見が出るほどの超満員。空いている席を探すのが大変だった。
丸山繁雄酔狂座の出演で、丸山繁雄(Vo)山口真文(Ts,Ss)米田正義(Pf)横山裕(B)野崎正紀(Ds)に当初の予定にない太田朱美(Fl)が加わったメンバー。
太田は、丸山が最近ライブで共演し彼女のプレイのすごさにびっくりし急遽この日の参加を要請したという。


ステージは"Song Is You"でスタート、丸山の張りのある声と明瞭なディクションでスイングするパフォーマンスに聴衆は一気に丸山の世界に引き込まれる。バックの演奏メンバーをグイグイと引っ張っていく様はまさに酔狂座の座長といった貫禄を示している。

ステージは"Song Is You"でスタート、丸山の張りのある声と明瞭なディクションでスイングするパフォーマンスに聴衆は一気に丸山の世界に引き込まれる。バックの演奏メンバーをグイグイと引っ張っていく様はまさに酔狂座の座長といった貫禄を示している。
最近の歌手は発声法や発音がなってないという話を丸山から聞いたことがあるが、腹の底から声を出してごまかしのない歌い方ができる歌手がいま何人いるだろうかと考えさせられる。丸山は数少ない正統派ジャズボーカルリストだ。
丸山は、バラッドやボサノバなどでもこの歌い方は変わらずよくスイングするが彼の本領はアップテンポの曲で発揮される。1st ステージの最後に歌った"Disk Be Start Something Beat"やアンコールで歌った"Straght No Chaser"などでの早口フレーズとスキャットはまさに丸山の真骨頂だ。
また、丸山のチャレンジ精神も相変わらずでマッコイ・タイナーの"Passion Dance"にこの日も挑戦。昨年のリサイタルで初演しうまくいかなかったと言っていたが、この日はなんとか成功。もともとインスト用の曲で演奏も難しい曲をボーカルで行うのだから大変だ。アレンジはピアノの米田が行ったものだが、途中に入るサックスとフルートのリフがかっこよく、まるでマッコイがアレンジしたかと思うように生き生きしている。

この日は、サックスの山口とフルートの太田のフィーチャリング・ナンバーもあり酔狂座の魅力を大いに楽しむことができたが特にフルートの太田のプレイはすばらしい。筆者も昨年初めて彼女の演奏を聞いたがその説得力あふれる演奏に圧倒され要注目の新人として認識していた。この日は、ボーカルのバックと初めての共演ということもありとまどいも感じられたが"Nearness Of You"では微妙なニュアンスを表現したり"Straight No Chaser"では終盤のチェイスで丸山のインプロビゼーションにしっかりとついていくなど着実に力をつけていることが窺えた。
米田、横山、野崎も好サポート。酔狂座のエキサイティングなサウンドづくりに重要な役割を担っていることはいうまでもない。
丸山繁雄酔狂座という他に類のないジャズ・グループのすばらしいステージを堪能した一夜だった。(2004.6.25)

最近の歌手は発声法や発音がなってないという話を丸山から聞いたことがあるが、腹の底から声を出してごまかしのない歌い方ができる歌手がいま何人いるだろうかと考えさせられる。丸山は数少ない正統派ジャズボーカルリストだ。
丸山は、バラッドやボサノバなどでもこの歌い方は変わらずよくスイングするが彼の本領はアップテンポの曲で発揮される。1st ステージの最後に歌った"Disk Be Start Something Beat"やアンコールで歌った"Straght No Chaser"などでの早口フレーズとスキャットはまさに丸山の真骨頂だ。
また、丸山のチャレンジ精神も相変わらずでマッコイ・タイナーの"Passion Dance"にこの日も挑戦。昨年のリサイタルで初演しうまくいかなかったと言っていたが、この日はなんとか成功。もともとインスト用の曲で演奏も難しい曲をボーカルで行うのだから大変だ。アレンジはピアノの米田が行ったものだが、途中に入るサックスとフルートのリフがかっこよく、まるでマッコイがアレンジしたかと思うように生き生きしている。