つくしんぼ」 の発売後、PE'Z(Ohyama "B.M.W" Wataru(Tp) Kadota "JAW" Kouseke(Sax)ヒイズミマサユ機(Pf,Kb)NireharaMasahiro(B)航(Ds)恒例の春のツアーが始まった。
今回は、4月7日の横浜を振り出しに6月21日まで全国31カ所全45公演というのだから驚きだ。しかも、東京はゴールデンウィークの最中渋谷のQUATTROで7Daysを行うという。
私は、 QUATTRO 7Days の最終日5月6日のライブを聞いた。開演の10分前くらいに入場したが既に満員。昨年冬の@LIQUID ROOM ebisuの時よりも多数の来場で、しゃがむ場所もない。
まだ、ツアーの中盤だというのにPE'Zは最終公演のような張り切りよう。休憩なしで100分の熱い演奏を聞かせた。スタンディングであったが、次第に演奏に引き込まれ立っているつらさを忘れてくるから不思議だ。

PE'Zの演奏は1曲5分くらいと短いが、カッコいいテーマと16小節程度のアドリブを交互に挿入、ドラム、キーボード、ベースのソロがブレイクのような効果でサウンドを引き締める。ジャズを知らない人もロックやJ-POPにないインストの魅力を感じるに違いない。彼らの音楽は2ビートで跳ねながら聞くという印象が強いが、6/8拍子やサンバ調の曲も織り交ぜ耳を傾けさせる仕掛けも行っている。

それにしてもいつも感じるのは演奏テクニックのすばらしさで、Ohyama"B.M.W"Wataruのトランペットは凄い馬力だ。分厚いハイノートを連発してもバテない。まるでキューバ音楽のプレーヤーのようだ。キーボードのヒイズミマサユ機も機知に富んだフレーズを繰り出しOyamaの猪突猛進型と対照的にコミカルで温かみのあるプレイが人気だ。ヒイズミはPE'Zのメンバーとしての活動のほかに東京事変やクレモンティーヌのアルバムにも参加している。今回のツアーではオリジナルのほか1曲だけカバーを毎回演奏しているとのことで、この日は東京事変の曲を演奏しファンを喜ばせた。

Oyamaはライブの翌朝は鼻血がでるといっていたが、これだけのハードなスケジュールでごまかしなしの目一杯の演奏をすれば鼻血くらいでてもおかしくない思った。
レコード会社を移籍して世界進出を目指すPE'Zの活躍に今後も期待したい。(2005.5.7)