マブイのうた / 安富祖貴子
2005年3月に「魂/Kon」でCDデビュー、2006年のジャズ専門誌の<ニュースター賞>を受賞した実力派シンガー安富祖貴子のセカンド・アルバム。デビュー・アルバムではソウルフルで骨太な歌い口に大器の片鱗を感じさせたが本作ではその素質が大きく開花している。年齢もジャズ・シンガーとしてのキャリアも若いのにこのスケールの大きさ、落ち着き、自信に満ちた歌い方はに驚かされる。選曲もポップスからモダンジャズ・スタンダードまで幅広くとり上げているがいずれも彼女ならではの個性溢れる歌い方、とりわけジョー・ザヴィニルの”Mercy Mercy Mercy”やサラヴォーンのヒット曲"A Lover's Concerto"、ビリー・ホリデーの名唱"Don't Explain"などは今後彼女の代表曲となるようなみごとな歌いっぷりだ。バックの演奏もM&Iオールスターズともいえるベスト・メンバーが好サート。傑作アルバムだ。
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