ヴィンテージ / 秋吉敏子2003年11月、30年間続けたJazz Orchestraを解散し原点であるピアニストとしての活動に戻った秋吉敏子のニュー・アルバム。長年連れ添った夫君であり音楽パートナーのルー・タバキン(Ts,Fl)との初デュオ・アルバム。 彼らが敬愛するデューク・エリントンの曲を取り上げている。オリジナルにこだわってきた秋吉が他の作曲家の曲をとりあげる時はエリントンやバド・パウエル、ジョン・ルイスといった巨匠になるのだろう。秋吉のピアノは力強いタッチでアドリブを展開、いまだ一流ピアニストとしての力量を示している。しかし、それ以上にすばらしいのはルーのプレイだ。豪快なテナー、リリカルなフルートと相変わらずのメロディー・メーカーぶりでJazz Orchestraでのフィーチャリング・プレイ以上に饒舌で美しいアドリブを聞かせる。最後の"IN A SENTIMENTAL MOOD"での無伴奏ソロは白眉。珠玉のデュオ・アルバム。 |