アイ・エイント・ルッキング・アット・ユー / アルヴィン・クイーン1年の半分以上を海外ツアーに費やすというドラムの名手、アルヴィン・クイーンのリーダー・アルバム。2004年、オスカー・ピーターソン・カルテットのメンバーとして来日しみごとなプレイを聞かせてくれたが、このアルバムでは彼のレギラー・メンバーを中心とした演奏。ソロイストとのコラボレーションを意識した表情豊かなバッキングとフィーチャリング・ナンバーでのスリリングなドラム・ソロなどアルヴィンのミュージシャンとしての力量を十二分に発揮した作品となってえいる。メンバーでは、マイク・レドンナのB3オルガンがアーシーな感じを全編で披露、ギターの名手、ピーター・バーンスタインがメロディックなソロを行い、アルトのジェッシー・デイビスがキャンノボール・アダレイのような音色でよく歌っている。とりわけ、トランペットのテレル・スタッフォードがいい。輝かしいトーンで高音部もなめらかなフレージングを聞かせるなどウィントン・マルサリスがデビューした頃のプレイを髣髴させる溌剌とした演奏。ハードバップのエネルギーがほとばしる会心のアルバムだ。
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