アイル・キープ・ラヴィング・ユー / 馬場和子
ニューヨークで9年間ジャズの勉強とライブ活動を行ってきたピアニストの馬場和子が日本へ帰国するにあたり区切りとして制作したアルバム。ゲストにニュークスクール時代の恩師であるベースのレジー・ワークマンとニューヨークで活動しているギタリスト、井上智が参加している。彼女は昨今の女性ピアニストに共通している作曲の才能に優れておりこのアルバムでは9曲中7曲がオリジナルである。しかし、アルバムタイトルにはバド・パウエルが作曲した"I'll Keep Loving You"を使用、いかにパウエルをリスペクトしているかが判る。馬場のピアノはメロディーラインが明瞭で骨太な演奏、アドリブのスケールも大きくこれからの飛躍を感じさせる。今後日本での評価も高まることだろう。会心のアルバムだ。