悲しみのボレロ / ヨーロピアン・ジャズ・トリオ 悲しみのボレロ / ヨーロピアン・ジャズ・トリオ
日本での人気を不動なものとしているヨーロピアン・ジャズ・トリオの3年ぶりのクラシックを取り上げた作品。ショパンをはじめとするピアノ曲のみならず表題曲の”ボレロ”、ブラームスの交響曲第3番、サンサーンスの”白鳥やなど幅広くとりあげエレガントで華麗なピアノ・ジャズを聞かせてくれる。本作ではオランダのプログレッシブ・ロック・バンド”フォーカス”の中心人物であるフルートのタイス・ヴァン・レアが3曲スペシャル・ゲストとして参加している。ホーンが入るとサウンドのイメージは大きく変るので3曲くらいで丁度よかったが”ボレロ”では例の3拍子のリズムでオリジナルのテーマを吹き徐々に唸り声を交えるなど高揚させて行く。アドリブに入りピアノのマーク・ヴァン・ローンがアクセントを聞かせたコッピングでフロントに進みフルートとピアノのインタープレイへと発展していくなどEJTの新たな側面を見せるなど聞き所も多い。クラシックのジャズ化はめずらしくないがEJTのナチュラルなメロディーのくずし方、アドリブへの発展のしかたとスイング感は見事というほかない。会心のアルバムだ。

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