オール・ブルース /アーニー・ワッツ&プラス・ジョンソン ウィズ L.A. R&B プロジェクトベテラン・サックス・プレーヤーのアーニー・ワッツとプラス・ジョンソンが共演したニュー・アルバム。アーニー・ワッツはリー・リトナーやスタンリー・クラークなどとの共演でフュージョン・プレーヤーとして知られているが、私は、1986年、チャーリー・ヘーデンの「Quartet West」で来日したとき原宿の”キーストーン・コーナー”で聞いたすばらしいテクニックで流麗なフレーズを次々に紡ぎだしていたハードバッパーのイメージが強い。本作での演奏は後者のイメージだ。一方の、プラス・ジョンソンは映画「ピンク・パンサー」のテーマでサックスを吹いたりフランク・シナトオラをはじめとするビッグ・ネームの歌伴を数多くこなしてきたスタジオ・ミュージシャン。簡単な打ち合わせだけのセッション・レコーディングのようで、ベテランならではの余裕のあるブルージーなインプロビゼーションを聞かせてくれる。日本人を意識した制作となっているが、八代亜紀の”FUNA UTA”はもうひとひねりほしいところ。サム・テーラーの”Harlem Nocturne”は聞き応えのある演奏だ。 |