アイランド・ヴァージン / エッセンシャル・エリントン
渋谷毅が1999年に発表し大好評を博したアルバム「エッセンシャル・エリント」の第2弾。今作はアーティスト名をエッセンシャル・エリントとし、ゲストに林英一(As)、外山明(Ds)を迎え更に充実した内容となっている。渋谷は、作編曲に優れた才能を持ちピアニストとしても独自のスタイルの持ち主として菊地雅章、増尾好秋など一流ミュージシャンから尊敬されている。ジャズの巨匠、デューク・エリントンの音楽を現代に蘇らせ新たな感覚を注ぎ込むという難題の挑戦はウィントン・マルサリスと渋谷毅くらいしか出来ないのではないか。エリントン・サウンドはに幾重にも塗りこんだ油絵のような独特のもので、渋谷はベース代わりのチューバを除き、ブラスを使用せず木管だけで巧みにこれを表現している。コンボでの演奏なのでソロイストの出来も重要な要素で、林英一のアルト、松風鉱一のバリトンとフルートそして峰厚介のテナーなどいずれもすばらしいアドリブを聞かせてくれる。傑作アルバムだ。