ザ・ルック・オブ・ラブ / フクミ
実力派シンガー、フクミのセカンド・アルバム。国内でのライブ活動に加え米国にも何度となく足を運び現地のミュージシャンとも交流を重ねる中ですばらしいアルバムが出来上がった。フクミは英語の発音とボイス・コントロールがすばらしく適度な感情移入で軽やかにスイングする歌い口が魅力だ。”Alfie”などバカラックが3曲、ナンシー・ウィルソンがデビュー・アルバムで歌ったナット・アダレイの”The Old Country”、インストでもよく取り上げる”Just One Of Those Things”など選曲も申し分ない。そして、何と言っても本作を高水準のジャズ・ボーカルに仕立て上げているのはバックのミュージシャンのすばらしい演奏でトランペットのジム・ロトンディが出色の出来。伴奏ではフクミのボーカルと絶妙に絡み彩を添え、ソロに回ると美しいトーンでメロディックなアドリブを聞かせる。まるで、フクミとボーカルのデュエットを聞いているように良く歌う。デヴィッド・ヘイゼルシュタインのアレンジも秀逸。極上のジャズ・ボーカル・アルバムだ。
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