スイートシークレッツ / ファンキートエレキ・ベース奏者、伊藤望が率いるファンクバンド<ファンキート>の3枚目のアルバム。伊藤は、1985年から1999年までのニューヨーク滞在しブラックミュージシャンと交流を深め、ジャズ、ゴスペル、ファンクなど多数のセッションに参加した。<ファンキート>は1995年に結成、「ニッティング・ファクトリ」で定期的に演奏していた。本作は、 ニューヨーク時代の仲間である大野俊三(tp)、スタッフォード・ハンター(tb)をはじめ岡淳(ts)、宮崎隆睦(as)、森下滋(key)、岡田佳大(ds)などが参加、新感覚のファンク・ミュージックを聴かせてくれる。全曲伊藤のオリジナルでアレンジも行っておりラップ入りで快調に飛ばす”Autumun Wind Bless You”、ハッピーにグルーヴする”U Better Do Funk”、メランコリーなリフと躍動感溢れるベース・ラインの組み合わせが面白い”Sticks Joy”、コーラス入りの” No Love No Music”などファンクをベースにしながら変化に富んだ曲想で楽しませる。なかでも、ヘヴィーなリズムをバックにトランペットの大野がフリーキーなアドリブを展開する”Bitter Secrets”が白眉。ファンク・ベーシストといえばマーカス・ミラーを思い出すが、伊藤の卓越した才覚に驚かされる。秀作。 |