シングル・ペタル・オブ・ローズ / デューク・エリントン・ソングブック (浜崎 航&片倉真由子)
"DukeEllingtonSongBook"は、サックス奏者の浜崎航とピアニストの片倉真由子が巨匠デューク・エリントンの音楽の素晴らしさ感動を表現したいと考え2009年4月に立ち上げたプロジェクト。両者は、それぞれ自己のグループやトップ・ミュージシャンのグループに参加するなどJ-ジャズの第一線で活躍している実力派、このプロジェクトは結成以降継続的にライブ活動を行ってきた。本作では、エリントン・ナンバーでも余り知られていない曲をピックアップしている。浜崎のサックスは原曲のイメージを大事に美しいメロディアスなプレイに終始しており、”Warm Valley”や”Low Key Lightly”などでソフトで温か味を感じさせるプレイでジョー・ヘンダーソンのビリー・ストレイホーン作品集「ラッシュ・ライフ」を想わせるプレイで魅了する。ピアノの片倉は、「誰とでも演奏できる能力を持ったピアニストになりたい」とJazzPageのインタビューで語っていたが浜崎のソロのときはしっかりとサポート、自身のソロのときは持ち前のパワフルなプレイで惹きつける。最後の”The Single Petal of a Rose ”での前半のピアノ・ソロは深みのある演奏で印象的。若手にもかかわらずベテランかと思うような味わい深い演奏に酔わされる。会心作。

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