原信夫とシャープス・アンド・フラッツ 栄光のシャープス・アンド・フラッツ / 原信夫とシャープス・アンド・フラッツ
原信夫が引退しシャープス・アンド・フラッツが解散すると聞いてびっくりした。日本を代表するビッグバンドでテレビの歌番組にも数多く出演するなど国民的人気バンドであった。私が、最初のシャープス・アンド・フラッツの生演奏を聞いたのは’60年頃で夏休みの夜、後楽園遊園地で豪華で楽しいステージに感激した記憶がある。2回目は、1963年6月、カウント・ベイシーの初来日公演の最終日、東京・厚生年金会館で、2つのビッグバンドがそれぞれ演奏した後”ワン・オクロック・ジャンプ”などを合同演奏した。シャープス・アンド・フラッツが米国のNo.1ビッグバンドであるベイシー・バンドと対抗できる実力を持ったバンドであることを証明した記念すべきコンサートであった。本作はコロムビアからリリースされた61年から70年に掛けてのレコーディングからのコンピレーションでジャズの名曲をすばらしい演奏で楽しめる。原信夫の作曲で美空ひばりが歌ってだ大ヒットした”真赤な太陽”も収録されている。中でも、グレン・ミラーの曲が秀逸で”ムーンライト・セレナーデ”は白眉。本家を上回る極上の演奏だ。解散はなんとも惜しまれる。

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