コール・ポーター、アンダー・マイ・スキン / 平田康子
実力派ジャズ・シンガー、平田康子の久々のニュー・アルバム。ジャズは個性が最も重視されるが彼女ほど個性溢れるボーカリストはそうはいない。彼女のスタイルは歌うというよりは語りかけるという表現が適切だ。それを最もよく表しているのがタイトルテューンの"I've Got You Under My Skin"。この曲はフランク・シナトラの18番として有名だが彼の歌い方はスインギーで楽しく聞こえる。しかし、歌詞の内容は実らぬ恋の悲しい歌。平田はバラッドで切々と歌っている。彼女の歌詞へのこだわりは相当なものでライナーノーツには全曲のオリジナル英詩と彼女と平野雄大の共訳が掲載されている。プロ・シンガーを目指す人にもオススメ。 |