ストレート・アヘッド / 井上陽介 Z's多くのミュージシャンから引っ張りだこのトップ・ベーシスト、井上陽介が結成したグループ”Z's”の第1作。メンバーは、多田誠司(As,Ss,Fl)、 納谷義彦(Pf)。アルバムにはゲストで大坂昌彦(Ds)が参加、5曲演奏している。これまでのドラムスが入ったグループでのパワフルな演奏とは異なりドラムレスで繊細なプレイを聞かせてくれる。タイトルのストレートアヘッドにあるようにアレンジは程々にアドリブとスイングというジャズのエッセンスを前面に押し出した演奏。"I’ve Never Been In Love Before"からスタート。ドラムレスでレイ・ブラウンを思わせるよく歌うベースに引き込まれる。”Cry Me A River ”などバラッドでの演奏でメロディックなベースが際立っており、ナット・アダレイの"Work Song"ではドラムレスでスリリングな演奏を行っている。一方、ドラムスが入っている曲ではチャーリー・ミンガスの"Better Get Hit In Your Soul"で大坂昌彦がシャープなドラミングでグイグイとプッシュ、井上のいつものエキサイティングなプレイがすばらしい。他のメンバーも好演。会心のアルバムだ。 |