WILDFLOWER/Keiko
Matsui米国のみならずヨーロッパ、南アフリカなど世界的に活躍しているの松居慶子の18枚目のアルバム。 2001年に全米で発表された「ディープ・ブルー」でビルボード誌のコンテンポラリー・ジャズ・チャートで日本人として初めての第1位を獲得、昨年は東京・オーチャードホールを満員にした人気の松居であるが、なぜかジャズ・ファンにはあまり評価されていない。 彼女のスタイルはシンセザイザー・プログラミングをバックにピアノで華麗なソロを行うもので曲に応じてベース、ドラム、サックスなどを使用することもある。このアルバムでは青木智仁(B)、神保彰(Ds)、石崎忍(As)が参加しているトラックもあるがジャズでよくあるインタプレイというものはなく慶子のピアノが強調されたサウンドとなっている。 全曲慶子の書き下ろしの新作で日本的なメロディーを生かした"Eldest Of All"や"Wild Flower"などが印象的だ。アレンジを重視した完成度の高い音楽でアドリブなどスリリングな面はないもののただただ美しさを追求したサウンドだ。 ブルースフィーリングが感じられないことがジャズファンにはもの足りないが、ボーナストラックのピアノソロ2曲を聞くとそのあまりにも美しい響きに不満も吹き飛ぶこと請け合いだ。(9.25 on Sale) |