花と水 / 菊地成孔 南博鬼才、菊地成孔とベテラン・ピアニスト、南博のデュオ・アルバム。タイトル「花と水」にあるように静寂の中に和の響を感じさせる深みのある演奏。レコード会社の提供資料によると「花と水」とは松尾芭蕉の提唱した概念で、正確には「花に水」という。「一般的には花が美で、水はその滋養だと思われているが、実際は花も水も両方とも美であり、滋養である」ということだそうだ。ウェイン・ショーター、ミシェル・ルグラン、ビリー・ストレイホーン、J.S.バッハ等の名曲7曲の間にフリー・インプロビゼーションがインター・ルードとして挿入され全14曲がスムーズに流れている。濃密なコラボレーションとシンプルで間を生かした美しい演奏は日本人ならではのジャズを感じさせる。菊地のオリジナル曲と”Lush Life ”のストリングスアレンジメントを斉藤ネコが担当。秀作だ。 |