ポートレイト/木住野佳子
有望な新人女性ピアニストが続々と登場している昨今であるが,ジャズピアノ・クイーンは木住野佳子をおいてほかにない。
木住野は作編曲に優れた才能をもちアドリブの構成、斬新なコード解釈、優雅さのなかにも粒立ちのいいタッチでスイングする表現力。どれをとっても際立っている。
彼女がデビューアルバム「フェアリーテイル」を発表してから8年間に7枚のアルバムをリリースしてきたが、本アルバムはそのベスト盤。
選曲に苦労したと思われるが、15曲中「フェアリーテイル」と「テンダネス」からのチョイスが8曲と多いのは以外だ。 ニューヨークとハリウッドの一流ミュージシャンとのコラボレーションということで思いで深いアルバムなのだろう。
CMに使用された"Red Note"がいままでの木住野のサウンドと異なりビートの効いたスピード感のある演奏でおもしろい。