3 / コジカナツル
ジャズのみならずポップスのフィールドでも活躍しているピアノの小島良喜、ドラムスの鶴谷智生そして日野皓正グループのベース、金澤英明のピアノトリオ、コジカナツルの3作目。サックスの多田誠司をフィーチャーしシークレット・ゲストにフリューゲルホーンのTOKUが参加、これまでのフュージョンタッチの演奏とはうって変わってフォービートやボサノバを含む演奏。スタンダードの”マイ・フーリッシュ・ハート”とジョビンの”君を愛して”はモノラルで録音、カラー写真の中にモノクロ写真を見るようなメリハリの利いたコンパクトな響きがいい。”カンタロープ・アイランド”ではアップテンポのフォー・ビートでの演奏がなんとも新鮮、多田のエキサイティングなプレイとTOKUのモーダルなインプロビゼーションがすばらしい。最近のTOKUの進境には目を見張るものがある。小島、金澤、鶴谷も美しいメロディーのオリジナルを提供、持ち味を生かしたサウンドがいい。傑作アルバムだ。