ドラムジェニック / 小山太郎
'99年に初リーダーアルバム『Light & Shade』を発表して以来、2枚目のリーダー・アルバム。その間、小山は渡米しニューヨークに在住、数多くのミュージシャンと共演し腕を磨いてきた。'04年に帰国、現在は自己のグループをはじめ角田健一BIG BANDなどに参加、精力的に活動している。このアルバムは、気心の知れた仲間で前作でも共演した田中裕士(Pf)井上陽介(B)に加えサックスの近藤和彦が参加、変化に富んだサウンドを聞かせてくれる。小山の魅力は正確かつパワフルなドラミングで、この2つの相反する要素を持ち合せている数少ないドラマーだ。このアルバムではAFでのアップテンポの演奏でその実力を示している。更に、ブラシやマレットでのプレイ、リズムもフォービート、ワルツ、バラッド、ラテン・ビートと小山の持ち味を最大限に発揮している。メンバーのスリリングで溌剌としたプレイもすばらしく現在のJ-ジャズの水準の高さを示す会心のアルバムだ。