プレイズ・スタンダード / 向井滋春 meets 菊池武夫 プレイズ・スタンダード / 向井滋春 meets 菊池武夫
このところスタンダード・アルバムのラッシュの様相を呈しているJ−ジャズ界であるが、大人向けのJAZZシリーズ「A60」は極め付けだ。スタンダードといえばピアノ・トリオかピアノ・ソロが多いのだが本シリーズはホーンがリーダーという本格的ジャズ・アルバム。本作は、トロンボーンの第一人者、向井滋春のリーダー・アルバム。彼のレギラー・メンバーである井上祐一(Pf)、加藤真一(B)、小山太郎(Ds)池田篤(As)、原朋直(Tp)などがゲストで参加している。。” I've never been loved before ”で始まり、”I Thought About You”で終わる歌ものを中心とした選曲で向井が相変わらずのメロディー・メロディー・メーカー振りを発揮している。1曲だけオーネット・コールマンの”Blues Connotation”が入っているが、池田篤はじめメンバーは通常のブルース・コードでご機嫌にグルーヴしている。アレンジは全曲、向井が行っているがニューオリンズ調の”Bye Bye Blackbird”など面白く聞ける。原朋直の”If I should lose you”など2曲でエモーショナルなソロや小山太郎の気迫のドラミングなど快演。向井は”黒いオルフェ”でチェロも聞かせる。秀作。

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