U/ ノー・ネーム・ホーセズ伊藤君子のアルバム「一度恋をしたら」の伴奏を行いその新鮮なサウンドで度肝を抜いた小曽根真率いるビッグバンド、ノーネーム・ホーセズの2ndアルバム。前作に比べアンサンブルが更に充実しビッグバンドらしいゴージャスでスリリングな演奏を聞かせてくれる。核となるメンバーは前作とほぼ同じだがサウンドはより醸成されチューインガムを引っ張るようなうねりのあるノリがすばらしい。今日、J-ジャズではビッグバンドが活発で10グループ以上がライブ活動を行っているがメンバーは掛け持ちが多い。従って、バンドのサウンドの良し悪しを決めるのはバンド・リーダーおよびアレンジャーに負うところが多く、ノーネーム・ホーセズではリーダー、アレンジャー、コンポーザーとしての小曽根の才能によるところが大だ。アメリカでの長年の音楽活動や最近のクラシック畑での活動など彼の幅広い経験が本作に凝縮されている。欧米のトップクラスのビッグバンドと肩を並べる最高のバンドの傑作アルバムだ。TV-CMで使用されている”Someone to Watch Over Me”はボーナストラックに収録されている。 |