Hank'sMood/岡崎好朗待望の初リーダーアルバムがリリースされた。 コンサート、ライブハウスと積極的な活動を行い、みごとなテクニックと歌心豊かなアドリブプレイで聴衆を魅了してきた岡崎好朗の力量を余すところなく表現した会心作だ。 彼の実力はトップクラスであるにもかかわらず、どういうわけかこれまでリーダーアルバムを出していなかった。 このアルバムでは弟の岡崎正典とのレギラーグループでの演奏で、好朗の真骨頂であるハードバップを前面に押し出した胸のすく演奏が収められている。 しかも岡崎好朗のオリジナルも5曲もありタイトルテューンの"Hank's Mood"はいかにもハードバップらしい曲で好朗の曲づくりの才能の片鱗をみせている。 トランペットの音色もすばらしい。 トランペットは唇を振動させて音を発する楽器で吹く人によって全く異なった音になる。トランペットらしい音は厚みがあって艶のある輝かしい音であるが高音部までこの音が出せる人は数少ない。 好朗の吹奏技術はこれに近い高度なものである。 そして、なんといっても好郎にはミュージシャンとして大事な歌心がある点が、数多の音大出ミュージシャンと大きく異なる点である。 このアルバムではエモーショナルでエキサイティングなアドリブが満タンだ。 J-Jazzの次のトランペット・キングとして名乗りをあげた記念碑的リーダー作だ。
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