ライヴ/沖至ユニット
2トランペットの名盤というのは聞いたことがない。高音域を得意とするトランペットがぶつかり合うとサウンドのバランスが非常にむずかしいのだ。 しかし、例外もある。
このアルバムは、70年代からフリージャズの闘士として活躍し現在はフランスと日本を往復するベタラン・トランペッター 沖至と90年代から藤井郷子らとフリージャズの活動を行っている中堅トランペッター 田村夏樹とのセッション。トランペットのバトルではなくコラボレーションを重視しその中でお互いの個性を発揮している。スリリングなフリー・インプロビゼーションの展開ではあるがリフも挿入されるなどしっかりとした構成で充実感を感じる。いつもはリーダーの藤井は脇役にまわりパワフルなプレイを聞かせ、テナーの登がダイナミックですばらしいソロ行っている。会心作だ。