フォーリング・イン・ラブ・アゲイン / 小曽根真

フォーリング・イン・ラブ・アゲイン / 小曽根真
Verve移籍第1弾作品となった「ブレイクアウト」(94年発表)以来、13年振りとなるソロ・ピアノ作品。ジョン・レノンからピアソラまで世代を超えて愛聴されている曲に加えフリー・インプロビゼーションが5曲あるがこのフリーの曲が非常に美しく新鮮だ。小曽根はこのところクラシックの演奏も多くそのなかでも即興演奏を披露しクラシック・ファンからも喝采を得ている。本作で演奏されるフリーの曲は3分前後の短い演奏が多いがその分内容が凝縮されて聞き応えがある。フリーとはいえあらかじめ曲想を固めプレイしているのではないかと思われる程構成がしっかりしており、生き生きした演奏、緊張感一杯の演奏などバラエティーに富んでいる。小曽根がいまふたたび「自分自身」と「音楽」を見詰め直し、「愛妻」への思いを込めてた会心のアルバム。

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