イン・フラックス/ラヴィ・コルトレーン
Savoyレーベルへ移籍したラヴィ・コルトレーンの4枚目のリーダ作。昨年は、母、アリスの26年ぶりという新作「Translinear Light」のプロデュースおよびプレイでも参加するなど自己のコンセプトの確立、存在感を示している。このアルバムでは、前作「Mad 6」と同じメンバーでの演奏。ラヴィのテナーは硬質なトーンでインプロヴァイズしている。既に自己の世界を構築しているが、やはり偉大な父、ジョン・コルトレーンとダブらせて聞いてしまう。リリカルなバラード"Dear Alice"や父親のDNAを感じさせるフリーで美しい"VariatinsV、T"など最先端のN.Y.ジャズを聞かせてくれる。今や、ブランフォード・マルサリスを追撃する有力な存在といえるだろう。