ラウンド・ミッドナイト/ 清水ひろみ
昨年、ニューヨーク・ブルーノートでの公演やデビューアルバム「Smile」が好評の清水ひろみのセカンド・アルバム。1作目同様肩の力を抜いた自然体でスタンダードを軽やかに歌っている。彼女のよさはオリジナルのメロディーを大切にし最小限のフェイクを効果的に使用してジャズのスイング感を出している点だ。”ユード・ビー・ソウ・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ ”など耳たこの曲を、テンポをミディアムスローに変えることにより微妙なニュアンスを表現するなどベテランならではの味わいだ。バックの演奏も秀逸でピアノの多田恵美子、ベースの神田芳郎、ドラムスの中嶋俊夫のプレイは壷を心得ておりスタン・ゲッツを思わせる宮哲之のテナーもなかなかいい。会心のジャズ・ボーカル・アルバムだ