ミュージカリー・ユアーズ / 白崎彩子
白崎彩子のセカンドアルバム。好評であった前作の「イグイスタンス」同様ピアニスティックな演奏。肩の力が抜け白崎の持ち味がよく出ている。
重量感のあるタッチでグイグイとグルーヴし、7拍子の曲でも4ビートと感じるほどよくスイングする。敬愛するバド・パウエルの“Un Poco Loco”やコール・ポーターの“It’s All Right With Me”ではゴリゴリの演奏でコアなジャズファンもノックアウト。そうかと思えば、ファンクなビートやボサノバタッチの演奏もありなごませることも忘れない。ポップなメロディーの曲でも上滑りせず芯の通った説得力のある演奏に徹しているところが白崎らしく好感がもてる。
ベースにオーストラリア出身のマット・クローシー、ドラムスに若手の注目株、高橋信之介と実力者を迎え、白崎の魅力が一気に花開いたといえる。傑作アルバムだ。