エルマ/高田ひろ子カルテット
7年前にドイツのマイナーレーベルから1stアルバム「A Song For Someone」をリリースして以来の高田ひろ子のリーダーアルバム。
彼女とつき合いの永いオーストラリア出身のソプラノサックス・プレーヤー アンディ・ベヴァンを起用し、ベース、ドラムにもJ-ジャズの第1線級がサポート、充実した内容となっている。
全曲高田のオリジナルでアレンジも行き届いており、リズムも4ビート、ワルツ、変拍子と多彩で豊潤で緊張感のあるサウンドを聞かせてくれる。
高田はドイツ在住の高瀬アキにジャズの基礎を学び、現代音楽についても平尾はるな氏、平頼暁氏に師事しており、作曲家としても充分に力量を発揮している。
いずれのトラックも聞き応えがあるが、とりわけアフロ・リズムを使用した”黒い森”はキース・ジャレットを思わせるリリカルなソロとアンディのモーダルでエモーショナルなプレイに圧倒される。完成度の高い作品だ。