ライヴinウィーン / 高樹レイ
高樹レイの3作目のアルバム。音楽の都、ウィーンのライブハウス"Jazzland"で行ったライブ録音。ボーカルのライブ録音はめずらしく、実力のあるジャズ・ボーカリストしか成し得ない業だ。すばらしい英語の発音と伸びのある中音域を生かし"It Could Happen To You""Therer Will Never Be Another You"など12曲を丁寧に歌っている。前作「ヒアーズ・ザット・レイニーデイ」で共演したローランド・パディック・トリオのヴァイブをアルトのゲイリー・フォスターに替え、ドラムを加えた編成。ゲイリーは1973年から10年間トシコ・タバキン・ビッグ・バンドに参加していた実力者。ロックや変拍子を取り入れるのではなくフォービートでスイングするというジャズの王道を行く高樹のボーカルスタイルにはぴったりの共演者だ。収録時間が74分と目一杯だが構成がよく、ライブハウスで2セット聞くような感じ。会心のジャズ・ボーカル・アルバムだ。
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