プレイズ・ファッツ・ワーラー/ 高瀬アキ
秋吉敏子に次いで早くから海外での高い評価を得ている高瀬アキ。87年よりベルリンに在住、欧州各国はもちろん北米、カナダ、日本など世界を舞台に活動している。 ドイツ批評家レコード賞を5度受賞するなど硬派な演奏が身上であるが、このアルバムは前作のW.C.ハンディーにトリビュートした「セントルイス・ブルース」に引き続きピアノの巨人・ファッツ・ワーラーにトリビュートしたもの。来年はファッツ・ワーラーの生誕100年になるという。 このアルバムではファッツ・ワーラーをモチーフに彼女の独自のサウンドづくりに成功している。
ニューオリンズスタイルの3管のテーマから始まり途中フリーの演奏が顔を出したかと思うと、フリーではじまりストライドピアノの演奏に変わるなどバリエーションに富んでいて実に面白い。
シャープなタッチでシンプルで美しいメロディーを紡ぐ高瀬のピアノが印象的だが、高瀬の教え子達であるメンバーの活きのいいプレイにも心を奪われる。