トンク / 田村博トリオピアノの田村博が「ニューオリンズ組曲」に引き続きエリントン作品を取り上げレコーディングしたもの。よほどエリントンが好きなのだろ。本作ではエリントンの少年時代から晩年の70年代初頭までのあまり知られていない曲をピックアップしトリオでの演奏を行っている。ドラムスは名手、ジョー・ラバーバラが参加。彼は晩年のビル・エバンス・トリオのメンバーで多くの名演を残している。そのラバーバラがエリントンの曲を演奏するというので面食らう人もいると思われるがリーダーの田村はエリントン・サウンドを意識せずあくまでも彼自身のサウンドづくりを行っている。田村の重量感のあるピアノとラバーバラのよく歌うドラム、そして佐々木悌二のアクセントの効いたスイングするビートですばらしいコラボレーションを聞かせてくれる。傑作アルバムだ。 |