I Remember Clifford/Windmill
ベニー・ゴルソンの名曲”I Remember Clifford”はりー・モーガンをはじめとするブラウニー派トランペッターが演奏する定番的楽曲である。私が最も気に入っている演奏は1983年、アートブレーキー&ジャズメッセンジャーズの武道館公演でのテレンス・ブランチャードとウィントン・マルサリスの共演だ。
しかし、この思い出を見事にぶち壊してくれたのがこのアルバムだ。なんとチェロのアルコで物悲しく奏でるメロディーは故クリフォード・ブラウンへの哀悼を切々と伝え胸にせまるものがある。続くニカのボーカルもゴスベル・フィーリングいっぱいの説得力あるものでチェロにベースが加わり三位一体のユニークなサウンドをきかせている。これまでにない新しいサウンドだ。(7月22日3361xBLAKから発売)