ラッハ・ドッホ・マール / 山中千尋
メジャー移籍後の第2作目がリリースされた。前作は、ウィントン・マルサリスとの共演歴のある強者との共演であったが、今作では「When October Goes」以来の仲間であるラリー・グレナディア(B)とジェフ・バラード(Ds)とのトリオで思いっきりやりたいことをやっている。まず、アルバムタイトルであるが、 ドイツ語で「とにかく笑おう」という意味だそうだが こんなに覚えにくいタイトル名はミュージシャンが無理を通さない限り付けないないのではないか。演奏の方は、メロディックでリリカルなサウンドを期待したが全く正反対、ピアノをガンガン弾きまくりさらにはバンジョー、ギター、パーカッションまで加えたりローズを使用するなどサウンドの幅を持たせている。選曲もバラエティーに富んでおりローランド・カークの"Serenade To A Cuckoo"にはビックリ、これまでのイメージを一新する ポップかつスリリングなサウンドとなっている。しかも、"What's A Difference A Day Made"ではブツンと突然切れて終わってしまうなどショッキングな演出もある。前代未聞の問題作だ。