ライヴ・イン・トーキョー/ 山中 千尋2007年6月に行われた来日コンサート・ツアーの最終日、6/23の東京、草月ホールでの公演を収録したDVD。1st setでは"アイム・ゴナ・ゴー・フィッシン""フォレスト・スター"など「アビス」など近作からの曲を中心に、2nd setでは"リヴィング・ウィズアウト・フライデー""アウトサイド・バイ・ザ・スウィング"といった彼女のヒット・ナンバーを中心にバラエティに富んだ12曲で圧倒的な演奏を聞かせてくれる。山中は華奢な体のすべてのエネルギーを指先に注ぎ込んでいるかのように中腰状態での演奏。しなやかにドライブする華麗なサウンドを紡ぎだしている。まさに入魂のプレイだ。また、山中のすごさは演出力。曲の構成、盛り上げ方がうまく1曲1曲が充実、セットの進行にも配慮しストレート・アヘッドの"RTG"の次はミディアムでスイングする"アントニオズ・ジョーク"を演奏するなど聞き手を飽きさせない。本作ではNYを中心に活躍する女性ミュージシャン2名を加えた女性ピアノ・トリオとなっているがドラムスのアリソン・ミラーがうまい。名前を知らされないで音だけを聞いたら誰も女性とは思わないだろう。テリーリン・キャリントンに続く有望な女性ドラマーだ。カメラワークもよくコンサート会場で聞いているような臨場感溢れる映像にも満足。今年度屈指の作品だ。 |