ラプソディ・イン・ブルー〜「プレイズ・ニューヨーク・コンサート」 / 山下洋輔山下洋輔の初DVD作品。ジャケットにビッグバンドの写真が出ているので山下がビッグバンドを率いて作編曲まで行っているのかと思ったが、山下はもっぱらピアニストに徹しオリジナルも含めアレンジはトロンボーン奏者でもある松本治が担当、指揮も行っている。演奏はビッグバンドらしい演奏で"This Could Be Start Something Big"でスタート、ニューヨーク・トリオの演奏、テナーの川嶋哲郎を加えてのカルテットそしてビッグバンドとフォーマットを変えて最新CD「ミスティック・レイヤー」のナンバーを中心に途中フリー・スタイルでテンションを目一杯上げるなど盛り沢山の演奏。これだけでも充分ファンにとっては満足いく内容であるが、このアルバムの目玉は最後のジョージ・ガーシュインの「Rhapsody in Blue 」。山下は以前からガーシュインが最初に演奏したフォーマットであるビッグバンドで演ってみたかったという。この日の為に編成されたスペシャル・ビッグバンドの面々はいずれもリーダー級の実力の持ち主、この難曲に果敢に挑み山下もこれまで何回も演奏してきた「Rhapsody in Blue 」をベスト・パフォーマンスで披露した。山下の持つ才能を余すとこなく発揮した会心の作品。
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