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Groovin' High / 矢野沙織
16歳でデビューしこれまで海外の一流ミュージシャンが参加したアルバムをリリース、1作ごとに成長を遂げてきたアルトサックスの矢野沙織。今月で20歳を迎えるという。この5作目のアルバムは10代の総決算ともいえるものでジェームズ・ムーディー(Ts)、ランディ・ブレッカー(Tp)、ジミー・ヒース(Ts)、スライド・ハンプトン(Tb)といった巨匠との共演で9人編成のビッグコンボをバックにした演奏も3曲ある。矢野はこれまでビッグネームとの演奏でも物怖じせず実力を発揮してきたが、このアルバムではさすがに緊張したのか若干固さが感じられる。しかし、クリフォード・ブラウンの”Dahood”のコード進行を引用した彼女のオリジナル” Greenism”ではノリもよくいつもの快調にスイングするプレイでひと安心。選曲はバップチューン、スタンダード、ボサノバ、オリジナルと幅広いが日本の唱歌、“浜辺の歌”が取り上げられているのが印象的。ピアノの今泉正明がソロやアレンジで出色の出来だ。
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