YANO SAORI/矢野沙織
弱冠16歳のアルサックスの新人矢野沙織のデビュー・アルバム。
矢野は、小学校6年生の時に聞いた「ジャコ・パストリアスの肖像」 の"Dona Lee"に衝撃を受け、ジャズに傾注するようになり、その後アルトを池田篤に師事、14歳でライブハウスに出演したという期待の新人。
このアルバムはアキコ・グレースに次ぐ第2弾として”SAVOY”レーベルからリリースされる。
人気のベテラン ハロルド・メイバーン(Pf)のトリオで4曲そして今泉正明(Pf)ら日本人ミュージシャンのバックで7曲演奏している。
1曲目の"Confirmation"を聞いて思わず渡辺貞夫の演奏かと間違えるほど音色やノリが似ている。
チャーリー・パーカーやオスカー・ペティフォードの曲などバップ系のテンポの速い曲で彼女の良さが発揮されている。また、オリジナル2曲が入っているが新人と思えないみごとな出来で、曲作りの才能もありそうだ。
メディアム・テンポの歌ものが課題だがまだ16歳。是非、大輪の花をさかせてほしいものだ。