プロフィール

寺井尚之(ピアノ)


1952年大阪生まれ、4歳からクラシックピアノを始め、18歳でジャズに転向。
大学入学と同時にプロとして関西ジャズシーンで活躍。

当時からトミー・フラナガンを師と仰ぎ、デトロイト・ハードバップ・ジャズの研鑚に勤しむ。一時的な時流に左右される事なく音楽を追求するために’79年に自己のジャズ・クラブ「OverSeas」を大阪市に開店、そこを本拠地としてデトロイト・バップ一筋の演奏活動と、後進の指導にあたる。
寺井とフラナガンとの深い師弟関係はジャズ界でも非常に稀有なもので、米の評論家達からも注目されている。
寺井尚之の演奏の特徴は、音色の素晴らしさ、バッパー特有のスピード感や転調の巧みさなどが挙げられるが、トミー・フラナガンから受け継いだ遺産として最も貴重なものは、デトロイト・バップの条件である“気品”、バップ・チューンでの、ここぞという一瞬の時空を切り裂くようなタイム感覚、また歌曲に於いて、ピアノから常に歌詞が聴こえるような演奏解釈、加えて、聴くものを思わずニヤリとさせるようなユーモアのセンスであろう。

「OverSeas」には、他所では滅多に聴けない寺井尚之のLIVEを聴きに来る全国各地からの熱心なファンが絶えない。
また、演奏中は曲名以外殆どしゃべらない寺井尚之であるが、なにわ落語並のトークの面白さには定評があり、毎月第2土曜日に催される“ジャズ講座”は遠来の受講者も含め満員の大盛況を博している。

自己のリーダー作としては「Anatommy」(93年11月)、「Flanagania」(94年10月)、「Dalarna」(95年9月)、「Fragrant Times」(97年11月)を発表してきた。
2002年3月4作目のアルバム「Yours truly」を発表。スイングジャーナルなどジャズ専門誌の絶賛を博している。

寺井尚之のホームページ http://www1.odn.ne.jp/over_seas/